成人病と言われる病気の種類

成人病は昔の名称で、今は生活習慣病と呼ばれています。成人病に該当していたのは脳卒中、心臓病、そして癌でしたが、生活習慣病に変更されてからは、特に脳卒中や心臓病のリスクファクターとなる病気を該当させるのが一般的になっています。ではどのような病気がここに該当するのかと言うと、まずは糖尿病と高血圧です。糖尿病は常時、血中の糖分濃度が高い状態にある病気です。そして高血圧は血圧が高い状態が続いているために、血管に高い圧力がかかり続けている病気です。このふたつは、互いが互いに影響しあうと言うことが明らかになっています。どちらかの病気にかかると、どちらかの病気にもかかる、またその症状の進行が酷くなると言うことです。更にそれだけでなく、糖尿病は神経障害や代謝異常、高血圧は腎臓病などの合併症を引き起こす病気であり、なおかつ両者は動脈硬化を引き起こす要因にも認定されています。動脈硬化は血管の柔軟性が失われ、その内部にコレステロールなどが沈着する状態です。血管の柔軟性が失われると些細な衝撃で血管が破れやすくなり、またコレステロールが沈着すると血流にも影響が出てきます。そのため動脈硬化は、脳血管疾患や心臓病の危険性を高める状態だと言えます。それから肥満も成人病のひとつです。肥満が病気なの、と思われる方もいるかもしれません。しかし肥満は他の生活習慣病に発症するリスクを高める要因であり、非常におそろしい状態です。最近では肥満と中性脂肪、血糖値、血圧の内のふたつ以上に異常がある状態はメタボリックシンドロームと呼ばれています。この状態は、目に見える異常がなくても動脈硬化が進行しやすい、極めて危険な状況であると言う認識がされています。成人病だから若い自分は大丈夫、と思い込むことなく、全ての人が気を付ける必要があります。